2011年7月11日月曜日

慣れることと、慣れてはいけないことを見極める

慣れること、
というのは大事なことだとおもいます。
慣れることで
手際良くするすると事が進むようなことは多いし、
そこから工夫や効率化が生まれるのではないか、
とおもえるのです。
だから、
新しい環境や新しい仕事には
まずは慣れろ、なのだとおもっています。

しかしながら、
慣れてはいけないこともあるのではないかと
今日のニュースを見ておもいました。

震災から4ヶ月、
被災地の人たちは
どれだけの苦労と悲しみを抱いて暮らしてきたか
そして、これから先の不安を考えると
並大抵のものではないと
なんとも言いようがない気持ちになります。
毎日伝えられる
政治の混乱ぶりと
原発の目処の立たなさ
被災地の復旧計画の進まなさに
あきれながらもどこかで慣れてしまってはいないか
とふと自分の気持ちを振り返ってみたのでした。
慣れてしまうのは簡単で楽なことです。
でも、慣れてしまってはいけないとおもうのです。
自分はなにもできないとしても
この状況に慣れることなく
せめて心を痛め続けるしかないのではないか。
仕方ないな、などとは決して思うまい、と
あらためておもうのでした。

人はきっと慣れることに長けているのではないでしょうか。
慣れることで楽に生きてきたのかもしれません。
だからこそ、意識して慣れることも必要ですし、
逆に、意識して慣れないということも必要なのかもしれません。

どちらにしても惰性ではいけない。
こんなときこそ。

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